ぬるまゆ3周年会も無事終了。
「やめて!誕生日アピールやめて!おめでとうメッセージ来ちゃうから!!!」
と、Facebookの誕生日自動通知がトラウマになるぐらいコミュニケーションが苦手。
そんな管理人ですが、なんとか社会人サークルを3年間続けることができました。
これも、どんなゆるい活動でも楽しんで参加してれるぬるまゆメンバーのおかげです。
ありがとうございますm(_ _)m
「LINE登録数1,000人以上」「忘年会や周年会では50名以上の満員御礼」「取材・ラジオ出演」など岡山ではそれなりの社会人コミュニティに育ってきたのかな?と勝手に思っています。
3年間も運営していると
「どうして、このサークルを立ち上げたんですか?」
「何をモチベーションに続けているんですか?」
など「考え方」についての質問から
「どうやって人を集めてるんですか?」
「どうやって運営してるんですか?」
「企画はどうやって作るんですか?」
など「やり方」についての質問もよくもらいます。
もらった質問にはその場で答えてるのですが、
整理しきれていない点もあり、回答があいまいだったりします。
ぬるまゆかいも4年目突入。せっかくなので、
ぬるまゆかいが行っている「コミュニティづくりの考え方とやり方」について回答形式でまとめてみました。
今回の記事は
「自分の好きなことでコミュニティを作りたい。」
「コミュニティを楽しく続ける方法を知りたい。」
という方には参考になるかなと思います。結構長文になりました。(;^_^A
そして、今後管理人に質問されても、
「その質問ぬるまゆサイトに書いていますよ。読んでないんですか?」
と言えるようにもなります。たぶん嫌われます。
考え方編
社会人サークル「ぬるまゆかい」ってどんなところ?
社会人がぬるくてゆるい活動を楽しむ場所です。
思い付きのゆる~い企画でも楽しそうであれば開催してみます。
個人的に社会人サークルといえば「出会いの場」というイメージが強いのですが、ぬるまゆいかいでは「ゆるく楽しめる場」を一番大切にしたいです。
何で「社会人サークル」をやってるの?
それは
「自分がやりたいから。」
の自己満足です。
「岡山を楽しい場所にしたい!」
「岡山に交流の場を増やしたい!」
という気持ちもありますが、あまり意識せず、
「こんな活動があったら参加したい!!」と自分が思えば企画するようにしています。
メンバーから提案をもらっても
「苦手だし、気が進まないなぁ…。」と思えばその時はやりません。
「やりたいことをやりたくなったらやる。」
そういう気持ちじゃないと3年間もぬるまゆかいは続いてないです。
管理人にとってぬるまゆかいを活動することは趣味と同じです。
自分の好きな趣味だから継続できるんだと思います。
モチベーションはどこからくるの?
やりたいことをやっているのですが、「やる気(モチベーション)」の維持は大変です。
ひとつの活動を開催するのに
「企画案作成」→「募集ページ作成」→「参加メンバー管理」→「備品の準備」→「参加メンバーへの情報共有」→「当日準備」→「活動開催」→「片付け」→「レポート作成」
とやることが多く時間も取られます。
頑張ったのに当日うまくいかないこともよくあり、
たまに「何のためにやってんだろ?」と思うとやる気は急激に下がります。
ただ、時間が経つと「ぬるまゆ新企画を立てたい!」「ぬるまゆ活動に参加したい!」とふつつふつとやる気が湧いてきます。
自分は管理人というよりは、活動に参加したいぬるまゆ好きメンバーの一人だと思います。
なので、やる気が湧く限り参加したい活動を増やしていきます。
増やしすぎて「やばっ!立ち上げすぎた!」と後悔することもよくありますが、「やらずに後悔よりやって後悔」を自分に言い聞かせます。
モチベーションをどうやって上げるの?
「やる気(モチベーション)」の上げ方は人それぞれで、
管理人の場合、「学べる」ことにやる気が上がるようです。
(読書会で読んだ「ストレングス・ファインダー2.0」でもっとも強い資質は「学習欲」でした。)
確かに「〇〇学校、〇〇大学、〇〇アカデミー、〇〇学」というキーワードを聞くと「おぉ、なんか新しいことが学べそう!」となぜか心が躍ります。
新しい企画を考えているときは、何か新しいことが学べそうなのでワクワクします。
たとえば、ぬるまゆかいから生まれたこちらの企画もそうです。
【2017年冬】”アドリブ”のプレゼン大会『パワポカラオケ』Ryoutei座・スタジアム 2017年1月29日(日)19時
最近では、ぬるまゆメンバーに好きなことでぬるまゆ先生になってもらう、
「楽しく学べる」活動にも積極的です。
実は、
「好きなことが発信できる場」と「興味ある人達が集まれる場」この2つの場をオフラインで組み合わせることがぬるまゆかいを立ち上げる前からのやりたい事だったりします。
やり方編
どうやって人を集めてるの?
今でこそ、メンバーの募集はぬるまゆかいサイトの更新と月一回のLIEN@配信のみしかしていませんが、ここまでくるのにいろいろと準備をしてきました。
(1)Webサイトを作る
コミュニティの信頼度を高めるためにも早めにWebサイトは準備しておいたほうが良いです。
こだわったサイトを作るには専門知識が必要ですが、
ある程度の機能でよければ、ネットで調べながら意外と簡単に作成できます。
ぬるまゆサイトも立ち上げ当初は「WordPress」という無料のソフトを導入しただけの状態で活動募集をしていました。(導入の詳しい方法はまた記事にするかも)
Webサイトがあれば募集情報の掲載や活動記録も残せますし、時間はかかりますが検索キーワードからも探せてもらえるようになります。
たとえば、「岡山 読書」で検索するとぬるまゆかいが最初のページに表示されます。
読書会に参加するほとんどの新規メンバーがWebサイトからぬるまゆかいを見つけてます。
(2)登録サイトを利用する
サイト立ち上げ当初はまったく集まらなかったので複数の「社会人サークルサイト」「イベントサイト」に登録しました。そうすると徐々にサイトへのアクセスが増え、活動に参加申し込みしてくれるメンバーも増えてきました。
その時利用したサイトはこちらです。どれもアカウントの作成が必要です。
社会人サークルと相性が良い「スポーツやろうよ!」からの申し込みは多かったです。
ぬるまゆかいでは登録はしなかったですが「つなげーと」もサークルに特化しているので相性が良さそうです。
登録したことで徐々に活動への認知度が増え、定期的にサイトをチェックしてくれるメンバーが増えてきました。今では、サイトに情報を公開するだけで満員御礼になることが多いです。
(3)LIEN@を活用する
メンバーと身近につながるためにはLINE@は必要不可欠です。
LINE@は、ビジネスや情報発信に活用できる会社・事業者向けのLINEアカウントです。企業、ブランド、商品の魅力をお客様に発信するためのさまざまな機能が備わっています。
引用元:https://at.line.me/jp/
現在ぬるまゆLINE@よりメッセージが届くメンバーは900人ほどです。(2018年4月25日現在)
活動情報を月に一度配信しているのですが、配信したその日のサイトアクセス数は通常の3倍以上に跳ね上がり、申し込みも一気に増えます。
しかし、LINE@の無料版を利用ているため月に1,000人までしか配信できません!(有料版は月額5,400円かかります。)
なのでつねに予算がないぬるまゆかいはもう少しで配信できなくなってしまいます。(費用面をサポートしてくれる企業様絶賛募集中!)
申し込みの管理はどうやってるの?
昔は月に2回ぐらいだった活動も今では週に3回以上と活動回数も劇的に増えてきました。
以前は気軽に参加できるようにLINEで参加受付を行っていましたが、
活動の多さに申し込みが埋もれてしまい、抜けや漏れが激しくなりました。
そこでフォーム作成サービス『フォームメーラー』を利用して申込みフォームを作成して管理してます。
広告は入りますが、無料で簡単にフォームの作成と管理ができます。
csv形式でも出力可能なので、エクセルとの相性も良いです。
できるだけ個人情報を管理したくなかったので申し込みは「LINE名」のみとしていたのですが、同名も増えてきて「え、どっち?」となってきたので、任意ですがメールアドレスも入力してもらうようにしています。
急なキャンセルはどう対応してるの?
運営しているときついのは「ドタキャン」です。
理由として多いのは「体調不良」と「思わぬ残業」が大半です。
前もって連絡をもらえれば良いのですが、中には当日、ひどい場合は連絡もくれない場合があります。
もしそれが「お店のコース予約が必要な飲み会」だった場合はかなりのダメージを受けます。
ドタキャンの場合、多くのメンバーが
「すみません。キャンセル料払います。」と言ってくれるのですが、お断りしています。
貰うもしくは請求してしまうと、ぬるまゆかいが大切にしたい「ゆるく楽しめる場」ではなくなってしまう気がします。でもドタキャンはやめて下さい!一度でもすると管理人からの信頼は失います。
そこで、ぬるまゆかいが行っている「ドタキャン」対策としては、
急なキャンセルを予め想定しておきお店側には予定より少ない人数で予約しておきます。
経験上参加メンバーの1割はドタキャンする可能性があると考えています。
30人参加予定の場合3人減らして27名で予約します。
そうすれば3名までは急なキャンセルが出ても対応できます。
予定通り全メンバーが参加した場合は「飲み放題のみ」を追加して調整します。
たまに管理人や手伝ってくれるメンバーの食事がないのはそのためです。
どこのお店でも基本、席に空きがあれば「飲み放題のみ」の追加は可能です。
たまに開始直前でもコース追加ができるお店もあります。
「開始直前に数名増えるかもしれないのですが、飲み放題追加で対応できますか?」など事前にお店側と相談しておくと調整しやすいです。
もし想定以上にドタキャンがあった場合、管理人のやる気は急激に下がります。
「あぁ、自分のディレクション力がなかったんだなぁ」と自分に言い聞かせて成長に繋げましょう。
運営の費用はどうしてるの?
運営にかかる費用はざっくりですが
・サイトのサーバー代とドメイン代
・お皿や箸、紙類などの備品
・場所代
・飲食物(お酒、おやつなど)
・活動で使用する道具(ボードゲーム、TVゲームなど)
などです。
趣味なので人件費や移動費などは関係ないです。
これらの費用はメンバーが参加時に払ってくれる活動参加費で補っています。
ただ、参加費は一人500円~1000円ぐらいなので場所代と備品、ゲームでなくなります。
もし余ってもオリジナルTシャツなど大会賞品の費用にしたりします。
予算はほとんどなく常にかつかつの状態ですが、ぬるまゆかいには「たくさんのおやつ」「たくさんのお酒」「たくさんのゲーム」が溢れています。
その理由はみんなが「持ち寄り」で参加してくれるからです。
当時、活動ごとに管理人がおやつとドリンクを買ってきてたのですが、
有難いことに、参加メンバーが毎回「差し入れ」を持ってきてくれました。
しかも管理人が準備するものより断然人気がありました。
「差し入れ」をもてなされたメンバーは次回参加時に「差し入れ」を持ってきてくれる。
そんな「差し入れ」の好循環が自然とでき始めたので、
いっそのこと「持ち寄り(差し入れ)を参加条件のひとつ」にしてみました。
そのほうがこちらで準備する必要がなくなるので、参加費も安くできるし、
みんなが持ってきてくれるので種類が楽しめます。
この持ち寄りの代表的な活動が「持ち寄り日本酒会」です。
「おいしい日本酒が手に入ったら持っていこう。」
「これ日本酒に合いそうだから買ってみよう。」
「旅行に来てるし地酒買っていこう。」
こんな感じで、みんなが選んだものを持ち寄りしてくれます。
しかも余ったら次の活動に回すこともできるので、どの活動でもつねに日本酒が飲めます。
「持ち寄り」はすごいです!
活動場所はどうしてるの?
月一で開催される定例会は居酒屋が基本です。
いろいろと食事を楽しみたいのでお店は毎回変えるようにしていますが、
管理人が「また行きたいなぁ。」と思えば同じ店でも開催します。
そして、ほとんどの活動が「ぬるまゆ専用会場」で開催しています。
ボロボロで使われていなかった古民家の二階とキッチンを
ある程度キレイにして再利用しています。
参加メンバーのおかげで、会場はどんどんグレードアップ。
今では大吟醸からラム酒カクテルまでお酒が飲めて、
約50種のボードゲームも揃いました。
ボロボロの古民家がぬるくくつろげる癒しの空間に大変貌です。
活動数が大幅に増えた理由にはこの会場の存在が大きいです。
会場はつねに空いているので思い付きですぐに企画が立てられます。
活動の企画から終わりまでの流れは?
思いつたら企画してすぐにサイトに公開することが多いです。
読書会や日本酒会のように毎月定期開催しているのは慣れているので楽ですが、
まったくゼロから企画して開催するのは骨がおれます。
たとえば、昨年開催して満足度が高かった活動「ぬるまゆリゾート」の流れで説明すると、
だいたいこんな感じです。
(1)下見
「シーズンオフの期間を有効に使えないか?」ということで豊島にあるリゾートホテルを紹介してもらいまいた。
事前に現地に行ってどんな感じなのか下見します。ここで何ができるか?何をすれば楽しいか?イメージを膨らませます。
日帰りするつもりがオーナーに食事と宿を提供して頂きました。
(2)企画案作成
当日何をするか?ざっくりと企画に落とします。
ビーチとホテル全体を貸し切りにしてもらえるので、ぬるまゆかいの活動をすべやってしまおうと計画しました。
あと、管理人ひとりだと手に負えなさそうなので、手伝ってくれるメンバーに声をかけます。
(3)募集ページ作成
なんとなくやることが決まれば、早速サイトに掲載する募集ページの文章を考えます。
初の一泊二日の宿泊イベントなので参加者が集まるか分かりません。
みんなの反応を確認するためにも3ヶ月前ぐらいに予定として募集ページを公開しました。
みんなの意見をもらいながら募集ページを完成させていきます。
(4)参加メンバー管理
お申し込みフォームを公開して参加を受け付けます。
予定人数より多目に受け付けてキャンセルなどでうまく調整していきます。
今回の場合では、
「もし予定人数より多く参加した場合、VIPルームのラウンジに布団を引いてねてもらうかも?」と一部のメンバーには相談しておきました。
(5)備品の準備
当日持っていくものをリストにまとめておきます。
手伝ってもらうメンバーにも各自必要なものを準備してもらうようにお願いしておきます。
ただ、管理人の場合リストにまとめておいても何かしら忘れます。
(6)参加メンバー情報共有
LINE@やサイト、twitterなど連絡がとれる手段で情報を参加メンバーに伝えておきます。
ぬるまゆリゾートの場合は「当日のスケジュール」「よくある質問」「部屋割り」などの徐々に情報が確定していくためメンバーのみが閲覧する専用ページを準備しておきました。
「ブックマーク」にいれてもらい、参加メンバーにはまず専用ページを見てもらうようにしています。
(7)当日準備
開始は昼からですが、午前中に現地入りします。
活動に使用する荷物などを部屋に運んでおきます。
「みんなで準備と片付けします!」と事前に伝えておくと参加メンバーも心構えができます。
(8)活動中
参加メンバーが積極的に協力してくれるおかげで、管理人はのんびりです。
当日の詳しい活動はイベントレポートを参考にしてください。
(9)片付け
ここもみんなに手伝ってもらいます。
二日目の午前中に「ビーチゴミ拾い大会」としてイベントも開催しました。
(10)レポート作成
今回は新企画ということもあり「アンケート」も実施しています。
活動は無事終了しましたが最後の仕上げです。
参加できなかったメンバーやぬるまゆかいに興味ある人が「どんな雰囲気だったの?」と様子を気にしています。やる気が出たら一気に書きあげましょう。
以上企画から終わりまでの流れです。
相変わらず、管理人のミスやトラブルなどはよくありますが、
そのたびに「まあ、ぬるまゆだし(笑)」と参加メンバーは笑顔で楽しんでくれます。
これは「ぬるまゆコミュニティ」のすごさ!だと思います。
(「管理人。少しは反省してください。」という声もありますが。)
まとめ
最後にぬるまゆ式コミュニティづくり「考え方編」「やり方編」を箇条書きでまとめました。
考え方編
- 「楽しいコミュニティ」をつくるためには「支えてくれるメンバー」が必要です。
- 「支えてくれるメンバー」集めるには「続けるやる気」が必要です。
- 「続けるやる気」を維持するためには「自分のやりたいこと」をしましょう。
- 「自分のやりたいこと」はやりたくなったらやりましょう。考えるだけでワクワクするはずです。
やり方編
- 「自分のやりたい」をイベントとして開催します。
- 立ち上げ時は「社会人サークルサイト」「イベントサイト」に登録は必須です。
- LINE@はメンバーと身近につながれるかなり便利な道具です。
- お店の予約は「ドタキャン」を考慮して少なめに予約します。
- 自由に使える場所があると思い付きですぐに企画が立てられます。
- 「支えてくれるメンバー」がコミュニティを良くしてくれます。
以上です!
なんとなく参考になって「楽しめる場」や「まったりできる場」が少しでも増えると嬉しいです!
(2018年4月25日更新)